研究課題/領域番号 |
26370099
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
丹羽 幸江 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 客員研究員 (60466969)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 日本音楽史 / 宗教音楽 / 祝詞 / 楽譜 / 能楽 / 声明 / 講式 / 歌の起源 / 古楽譜 / 吉田神道 / 大祓 / 猿楽伝授 / 記譜法 / 神道の音楽 / 能の楽譜 / 江戸初期の楽譜 / ゴマ譜 / 吟誦 / 詠唱 / 無意識的等価拍 |
研究成果の概要 |
神社などで奏上される祝詞は、かつて音楽として歌われており、歌の原型となったと考えられてきたが、どのような音楽であったかはわかっていなかった。また祝詞が楽譜によって記されることがないことから、音楽史の中でも扱われることはなかった。ところが近年、近世初期の吉田神道における祝詞の楽譜が発見され、にわかに祝詞が音楽として研究されるべき端緒が開かれた。本研究は、過去の祝詞の楽譜を調査解読するとともに、現在、神社神道以外で伝承がなされるさまざまな祝詞の演唱や楽譜を分析することで、かつての祝詞が平家や能楽などのような語り物音楽的な特徴をもち、言葉を明確に伝えようとするタイプの音楽であったことを明らかにした。
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