研究課題
基盤研究(C)
分析哲学における感情の命題的態度論(感情の認知理論および感情の知覚理論)の有効性と限界を見極めた上で、ハイデッガーに代表される感情の現象学との接点をもとめ、それを下に感情の原理論を新たに構築した。また感情の原理論の枠組みの下で、とくに感情と道徳(道徳の情操主義)、共感と利他主義、感情の義務論、アクラシア(意志の弱さ)と自己欺瞞といった、信念や感情にまつわる個々の問題を具体的に論じ、また美的経験や芸術経験と感情の関わりを、美的快、美的感情、美的義務論、美的アクラシア、フィクションと感情移入、悲劇の快のパラドクスといった論点において具体的に論じた。
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國學院雑誌
巻: 115巻6号 ページ: 1-16
40020129623