研究課題
基盤研究(C)
カトリック宗教改革期にローマ教皇庁ジューリア礼拝堂楽長を務めたジョヴァンニ・アニムッチャ(c.1520-71)のミサ曲集(ローマ:ドーリコ後継者出版社、1567)は、トリエント公会議で宗教音楽が議論され、その最終規範が遵守されていた時期に、教皇庁で歌われていたミサ曲を収めたと考えられる。各地に数多く保存されている1次資料とその写本の受容状況を調査したところ、書き込みや、声部の追加が複数の楽譜に見つかり、歌詞の聞き取りやすさが重視される特殊な状況が過ぎた後にも歌われていたことが判明した。
すべて 2017 2016
すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)