研究課題/領域番号 |
26370143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 山梨英和大学 |
研究代表者 |
李 尚珍 山梨英和大学, 人間文化学部, 准教授 (00515348)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 朝鮮美術展覧会 / 工芸 / 郷土性 / 美術 / 植民統治期 / 日本留学生 / 柳宗悦 / 浅川伯教 / 日本留学 / 在朝鮮日本人 / 近代化 |
研究成果の概要 |
1)朝鮮人は日本の朝鮮美術展覧会創設の目的が、植民地統治政策であることを知りながらも、展覧会・展示の自己アピールの舞台を芸術創作活動における近代化表象の空間として受け入れたことを明らかにした。2)工芸部新設と郷土性議論の背景には、在朝鮮日本人浅川伯教と白樺派柳宗悦の活動による「工芸ブーム」が影響を与え、自然等の朝鮮の固有性の表現として「郷土」概念が定着していったことを明らかにした。3)「郷土」概念は日本の文壇を経て、日本留学経験の朝鮮の若者らによって朝鮮に伝わり、さらに彼らが朝鮮美術展覧会活動を通して、社会と民衆に対して朝鮮の「個性」と「固有性」への尊重のメッセージを広めたことを明らかにした。
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