研究課題/領域番号 |
26370155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 九州歴史資料館 |
研究代表者 |
井形 進 九州歴史資料館, 学芸調査室, 研究員(移行) (60543684)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 九州の中国系彫刻 / 薩摩塔 / 宋風獅子 / 大陸美術の受容 / 境界と美術 / 基準的作例の確定 / 基礎資料の集積 / 展示・報告書による成果公開 / 温州慶載 / 国際シンポジウム / 山口県長門市 / 三隅熊野権現社 / 中国系彫刻の基礎資料集積 / 彫刻作品の自然科学的調査 / 中国系彫刻の受容と展開 / 九州の平安時代彫刻と中国 |
研究成果の概要 |
九州には中国からの渡来彫刻が偏在している。都に至り日本美術の主流に影響を及ぼした渡来彫刻と、これら九州に偏在するものを比較研究することは、日本美術について考える上で大きな意義をもつ。また九州という場のあり方や、異文化が接触する境界での美術のあり方を明らかにすることにもつながる。そのような研究の基盤を形成するため、九州にある明時代以前の彫刻の調査を行い、基礎資料を集積した。とくに、九州西側にのみ40基程度が存在し、南宋から元時代の制作だと考えられ、5躯の尊像が刻まれた薩摩塔については、集中的に調査して重要作例の制作の時空を絞り込んだ。その成果として、5本の論考を収めた報告書を刊行した。
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