研究課題/領域番号 |
26370205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
樋口 百合子 奈良女子大学, 古代学学術研究センター, 協力研究員 (90625493)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 名所歌集 / 歌枕名寄 / 万葉集 / 長歌 / 新点歌 / 仙覚 / 光丘文庫 / 内藤くすり庫 / 永青文庫 / 萬葉集長歌 / 夫木和歌抄 / 宗家本 / 光丘本 / 雕蟲居本 / 朱の書入れ / 中世名所歌集 / 近世名所歌集 / 流布本 / 非流布本 / 刊本 / 萬葉集 / 澄月 |
研究成果の概要 |
中世最大の名所歌集『歌枕名寄』の未調査の写本11本を調査し、その系統を明らかにし、その書写の過程で、それぞれの時代の文学的成果を取り入れながら、増補と略抄を繰り返し、常に変動していく歌集としての特性を解明した。さらに所収萬葉歌、特に長歌の『歌枕名寄』写本間の異同及び、萬葉集古写本との比較から、『歌枕名寄』所収の萬葉歌は、紀州本(巻十まで)に類似する非仙覚本に依拠するが、それと異なる漢字本文・訓を持つこと、仙覚訓と異なる新点歌を多く所収し、新点歌のかなりの数の歌が、仙覚以前にすでに付訓されており、それはこれまで明らかにされた歌数をはるかに上回るものであることを明らかにした。
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