研究課題/領域番号 |
26370349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
宮本 敬子 西南学院大学, 外国語学部, 教授 (60182044)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | トニ・モリスン / トラウマ表象 / 視覚芸術 / 歴史記憶 / カラ・ウォーカー / ジェイコブ・ローレンス / ノーマン・ルイス / 黒人表象 / ハーレム・ルネサンス / 映画 / オーガスタ・サヴェッジ / アリス・ウォーカー / スティーブン・スピルバーグ / ロメール・ベアデン / 歴史的トラウマ表象 / ブラックアート運動 / ブラック・フェミニズム / 公民権運動 / ブラック・アート運動 / ブラック・パワー運動 / ブラックパワー運動 / 抽象表現主義 / ベル・フックス / 黒人女性表象 / グレート・マイグレーション / ミカリーン・トーマス / ト二・モリスン / 歴史的トラウマ / キャラ・ウォーカー / 奴隷制度 / 人種表象 / アフリカ系アメリカ文学 |
研究成果の概要 |
アフリカ系アメリカ文学と芸術において、歴史的トラウマである奴隷制度、戦争、テロ、災害などがどのように表象されてきたのか、トニ・モリスン文学と視覚芸術との影響関係を中心に考察した。歴史的トラウマをどのように表象し後世に伝えていくかという現代的課題に対して、モリスンと影響関係にある芸術家たちは、アフリカン・アメリカンの伝統でもある創造的再読行為によってトラウマ表象を更新しつづけることにより、歴史の記憶を伝え続けようとしていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史的トラウマ、すなわち共同体の過去におけるトラウマ的出来事(戦争、災害、テロ、植民地支配、疫病など)をどのように表象し次世代に伝えていくのかというテーマは、原爆投下や東日本大震災など、歴史的トラウマを抱える日本にとって極めて重要な課題である。奴隷制度という負の遺産をもつアフリカ系アメリカ文学と視覚芸術の研究を通して、共同体のトラウマを伝えていくために、文学や芸術の果たす役割がいかに重要であるかを明らかにした。
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