研究課題
基盤研究(C)
フランス第三共和政期の代表的詩人思想家ポール・ヴァレリー(1871-1945)の書簡執筆を文学行為のひとつと捉え、発信と受信の両面で再検討した。具体的には、フランス国立図書館所蔵の受信書簡集『総合書簡』全42巻をはじめとする関連資料を、現存する発信書簡と可能な限り照合しつつ、分析した。友人・知人・愛人ら多様な人物との往復書簡を詳細にたどることで、時代と濃密に関わった文人ヴァレリーの姿を文化史的な観点から明瞭に浮き彫りにすることができた。
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