研究課題/領域番号 |
26370352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
日向 太郎 (園田太郎 / 日向 太郎(園田太郎)) 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40572904)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 西洋古典学 / プロペルティウス / ティブッルス / ラテン韻文 / エレゲイア詩人 / 恋愛文学 / 西洋古典 / ラテン語韻文 |
研究成果の概要 |
プロペルティウスとティブッルスは、古代ローマの共和制末期に花開いた恋愛エレゲイア文学を代表する詩人である。両者の活動していた時代は重なっており、それぞれの作品のあいだには、主題や文学的類型の点で、共通性が数多く認められる。本研究は、このような共通性を示す箇所に特に留意しつつ、相互的影響の解明を試みている。作品内部に認められる同時代の出来事への言及から、プロペルティウスの詩集第1巻はティブッルスの詩集第1巻よりも先行し、ティブッルスの第1巻はプロペルティウスの第2巻に先行していたと確実に推定し得る。この推定に基づき、両者のあいだに存在し得たと思われる競合意識を探求している。
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