研究課題/領域番号 |
26370381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森野 聡子 静岡大学, 情報学部, 教授 (90213040)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | グウェリン / ウェールズ民衆観 / オックスフォード・ウェルシュ / ジョン・モリス=ジョーンズ / O・M・エドワーズ / ゴート/ゲルマン起源論 / ヴィクトリア朝 / インド=ヨーロッパ語族 / フィロロジー / Edward Lhuyd / ゴート起源論 / John Pinkerton / 島のケルト / Edward Lhwyd / ケルト人種 / ケルト諸語 / スコットランド併合 / O・M・エドワーズ / カムリ(雑誌) / マビノギオン / 民衆教育 / 民衆文学 / マビノーギオン / ウェールズ / O.M.Edwards |
研究成果の概要 |
本研究は、ウェールズ語の「グウェリン」こと民衆が、19世紀末においてウェールズ国民のアイコンとして構築されたイデオロギー的背景を考察した。グウェリンはジェントリ・資本家に対する労働者階級ではなく、前産業社会の農村共同体に生きる素朴な民衆という文化概念であり、ポスト産業社会に入った連合王国の構成員としてウェールズ人が体現すべき国民象として創造された。また、民衆の話し言葉をもとにウェールズ語の標準化や正字法の確立がめざされ、民衆向け雑誌を通じウェールズの歴史が編制され、ウェールズ文学作品が紹介されるなど、グウェリン言説がウェールズにおける国語・国文学の制度化に果たした役割も明らかになった。
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