研究課題/領域番号 |
26370415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 二松學舍大學 |
研究代表者 |
松浦 史子 二松學舍大學, 文学部, 准教授 (80570952)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 『天地瑞祥志』 / 徳興里古墳壁画 / 『山海経』の鳳凰 / 獣頭獣足の鳳凰「吉利・富貴」 / 瑞応図 / 祥瑞としての山車 / ユ信・徐陵 / 国家讃文 / 白馬黒鬣 / 白馬朱鬣 / 皇帝シンボル / 『山海経』 / 『神異経』 / 周の文王 / 吉量・吉良 / 車馬の祥瑞 / 天地瑞祥志 / 海寧画像石墓 / 国家賛文 / 禅譲 / 魏晋南北朝 / 徐陵・ユ信 / 封禅文 / 人面獣 / 人面鳥 / 異形 / 瑞馬 / 画像石 / 志怪書 / 祥瑞 / 『瑞応図』 / 吉利・富貴 / 獣頭獣足の鳳凰 |
研究成果の概要 |
漢魏晋南北朝隋唐時代における『山海経』の受容について、とくに文学と社会との関わりを中心に検討した。その結果、例えば、漢唐間に誕生し、唐の行政法典『大唐六典』には最高品第の祥瑞として記録された「吉利・富貴」という名称の祥瑞の成立と受容めぐり、日本・朝鮮半島・中国周辺にのみ残る祥瑞情報を繋ぎ合わせ、以下の点を明らかにした。①、吉利・富貴が本来、一対の獣頭獣足の鳳凰であること、②異形の博物誌『山海経』の鳳凰を継承すること、③凶兆としての鳳凰(發明、焦明、粛+鳥霜+鳥、幽昌)を前提に、新たに誕生した民間的な瑞鳳であること、等である。
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