研究課題/領域番号 |
26370437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
那須 昭夫 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00294174)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 促音 / プロソディ / オノマトペ / ピッチ / 音声学 / 音韻論 / 日本語 |
研究成果の概要 |
オノマトペの語末にあるとされる促音語尾の韻律的性格について,音声産出および音声知覚の両面から考察した。特に重点的に分析したのは,語末促音節近傍のピッチ動態ならびにその知覚上の特性である。本研究で行った実験により,語末促音の知覚には語末近傍でのピッチ上昇を伴う韻律動態が寄与していることが明らかになった。また,語末促音の象徴性は発話時のピッチ制御によって表現される可能性が示唆された。これらの点から,本研究では,いわゆる語末促音「ッ」が音素ないしは形態素として存在しているのではなく,上昇調のピッチ動態からなる特定のプロソディを視覚化するための表記上の慣習として定着していることを見いだした。
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