研究課題/領域番号 |
26370441
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 聖子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70165330)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 条件構文 / 構文理論Construction Grammar / 接続構文 / 談話と文法 / 話し言葉、書き言葉 / 語用標識・語用標識化 / 談話標識・談話標識化 / 用法基盤アプローチ / 話し言葉, 書き言葉, コーパス / 話し言葉・書き言葉コーパス |
研究成果の概要 |
本研究は、構文理論および用法基盤モデルに基づき、言語使用・言語習得のコーパスデータを用いた分析を通して、日本語の条件構文とその周辺に関して、その多義性・多機能性、談話における使用実態、言語発達における習得、さらに談話・語用標識(化)の諸相を複合的に分析し、理論的かつ実証的に探求した。非内容的条件文に加え、意味的隣接領域も射程に含め、さらに脱従属化(insubordination)やモダリティ構文も分析し、構文の体系化や間言語対照分析を展開した。条件構文とその周辺を俯瞰し統合する総説をCambridge Handbook of Japanese Linguisticsに執筆し、国際的に発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予測条件文・内容的条件文に加え非内容的条件構文等も分析し、意味においても形式においても、構文の広がりと多様性の諸相を明らかにした。様々な言語使用のコーパスを用いて、談話における相互行為や動的文法・動的語用論の視点から、構文の意味や語用論的機能を明らかにした。意味的隣接領域も射程に含めて条件構文を分析し、さらに脱従属化(insubordination)やモダリティ構文も分析することで、構文の体系化に加え、間言語対照分析に寄与しうる研究とした。 研究成果を英語で国際的議論へ発信し、国際的学術共同研究に寄与した。また、研究成果を言語教育や言語処理・AIの基礎研究としても資すため、教育にも還元してきた。
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