研究課題/領域番号 |
26370463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
青柳 宏 南山大学, 人文学部, 教授 (60212388)
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研究分担者 |
中嶌 崇 富山県立大学, 工学部, 准教授 (80288456)
高橋 英也 岩手県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90312636)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 分散形態論 / 語根 / 機能範疇 / 文法化 / 機能化 / 語根化 / 多重接辞 / 音韻的縮約 / ラ抜き / 二重接辞 / 形容詞語根動詞 / 濁音化 / 重層的動詞句 / 動詞化素 / 自他交替 / ボイス / 形容詞派生動詞 / 使役 / 自発 / 二重補部非対格 / 自動化形態素アル(-ar) / 使役化素シム(-sim) / ラサル形式 |
研究成果の概要 |
本課題研究で明らかになったのはつぎの点である。(i)共通日本語および東北・北海道方言の述語形成には、語根(Root)と複数の機能範疇主要部(v, Applicative, Causative, Voiceなど)が関わっている。(ii)文法化には、語彙範疇または機能範疇が構造的により高い位置に現れる機能化(functionalization)があるばかりか、逆に語彙範疇が語根化(radicalization)するものもある。(iii)韓国語にも潜在的に多重接辞形が存在する(中期韓国語や慶尚道方言)が、標準韓国語では音韻的縮約が起こり多重接辞が単純化した。また、語根化は進んでいない。
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