研究課題/領域番号 |
26370469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 尚絅大学 |
研究代表者 |
畠山 真一 尚絅大学, 文化言語学部, 教授 (20361587)
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研究分担者 |
和田 礼子 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10336349)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 方言アスペクト / 文法化 / アスペクト / 存在型アスペクト / 日本語史 / 西日本方言アスペクト |
研究成果の概要 |
本研究は,熊本県内方言のアスペクト体系 (スル形,シヨル形,シトル形によって構成される) の意味用法の現況を明らかにし,あわせて,西日本諸方言におけるシヨル形,古代語のリ形および現代日本語のシテイル形の文法化の経路についてヲリの存在動詞的性質から考察を行った。 本研究は,現代日本語のイルに見られる「静止状態維持」という特質がヲリにも見られることに注目し,西日本諸方言におけるシヨル形,現代日本語のシテイル形が「静止状態を維持したまま動作を遂行する」ことを意味する用法から発達したと主張し,さらに,上代語のリ形が,存在様態用法から確立していったという仮説を提示した。
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