研究課題/領域番号 |
26370477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京女子大学 (2017-2018) 東京外国語大学 (2014-2016) |
研究代表者 |
阿部 優子 東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (80724442)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | タンガニイカ湖 / バントゥ諸語 / ベンデ・トングェ語 / Microvariation / Persistive / 未完了アスペクト / 言語取替え / ベンデ-トングェ / 移住 / スワヒリ語文化圏 / ブルンジ / ザンビア / コンゴ民主共和国 |
研究成果の概要 |
本研究では当初、ターブワ語、ベンベ語の予備的調査を行ったもののコンゴ民主共和国の国内事情により現地調査が困難となった。そこで、(1)タンガニイカ湖周辺言語全体の未完了アスペクトの分布、(2)タンザニア・ザンビアの言語についての形態統語的な体系的記述、という2種類の成果とした。 (1)の成果は、未完了アスペクト比較研究として口頭・論文にて発表した。(2)の言語記述については、バントゥ諸語の形態統語的特徴を比較するためロンドン大学SOASの研究チームが作成した142項目のMicrovariationパラメターを用いて整理し、ベンデ語データを出版した。その他の言語は準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンガニイカ湖は現在、タンザニア、ブルンジ、コンゴ民主共和国、ザンビアの4国の国境線をなしており、近代国家の成立以来、民族語はそれぞれの国の歴史を背景としてリンガフランカや英語・フランス語等の公用語との接触による変化が進んでいる。これらの民族語については限定的な語彙調査による言語分類が試みられているものの、それらの分類が人々の語りや民族誌と異なることもある。 そこで、限定的な語彙のみではなく、文法項目や特殊語彙(動植物名、鉄・土器に関する語彙)、さらに民族誌を総合的に記述することで、無文字社会の歴史の再構築に新たな資料を提供する。
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