研究課題/領域番号 |
26370479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
山腰 京子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (20349179)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本語 / 語彙的使役動詞 / 生産的使役動詞 / 直接使役・間接使役 / 複文構造 / 質疑応答法 / 絵画選択法 / 真偽値判断法 / 第1言語習得 / 使役動詞 / 語彙的使役 / 生産的使役 / 直接使役 / 関節使役 / 横断的実験調査 / 生成文法理論 / 語彙的・生産的使役動詞 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本語の使役動詞の意味と構造に関する幼児の獲得について実験的手法による調査を行った。語彙的使役動詞は主に直接使役の意味を、生産的使役動詞は主に間接使役の意味を持つが、その区別を3~6歳代の幼児が獲得できているのかについて、質疑応答法、絵画選択法、真偽値判断法を用いて実験調査を行った。その結果、語彙的使役動詞の直接使役の意味の獲得は早く、4歳代で既に獲得しているが、生産的使役動詞の間接使役の意味の獲得は6歳代でも50%前後という低い正答率で、その獲得は遅れることが明らかとなった。遅れの原因は、生産的使役動詞の複文構造と使役形態素「させ」の獲得の遅れに起因するのではと考えている。
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