研究課題/領域番号 |
26370488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
板橋 義三 九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (50212981)
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研究協力者 |
金 瑜晶
曺 銀敬
金 英坤
陳 海涛
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 方言アクセント / 朝鮮語のアクセント / 古代朝鮮語と朝鮮祖語のアクセントの非存在 / 日本祖語のアクセント / 朝鮮半島前日本語の残存 / 朝鮮南部沿岸方言群のアクセント体系 / 古代朝鮮語と朝鮮祖語のアクセントの有無 / 言語・方言接触 / 言語・方言交替 / 古代日本語と日本祖語のアクセント / 朝鮮半島前日本語 / 語彙の基層化 / 朝鮮語のアクセント型 / 日本語のアクセント型 / アクセント型の同源性 / 韓国南部沿岸方言 / 九州北部沿岸方言 / 韓国語のアクセント型 / 韓国南部方言 / 九州北部方言 |
研究成果の概要 |
日本語と朝鮮語の方言(ピッチ)アクセントは調査結果や他の研究者の最新の成果を縦横無尽に駆使して両言語の方言アクセント祖型を構築した。日本祖語にはアクセントがあったのに対し、古代朝鮮語、朝鮮祖語にはなかった。日本語と朝鮮語のアクセントについて歴史的には無関係であることが分かった。 朝鮮半島には紀元前には前日本語が基層として高句麗語、百済語、新羅語に存在していたことが再確認された。日本祖語以前の朝鮮半島における前日本語はこれらの3つの言語に基層として維持され、その支配語(上層語)の語彙の一部をなしたことが分かった。日本語は語彙レベルとしては朝鮮語の中に基層として歴史的に存在していたことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の朝鮮語のアクセントの歴史的変化と現在のその分布の原因を探り、朝鮮語の親言語である朝鮮祖語と扶余祖語はアクセントがなかったことを検証し、その後、その地域により中心的言語が(高句麗語、新羅語)異なるため、地域によってアクセントの分布が異なってきたことを初めて述べた。日本語の親言語である日本祖語ではアクセントがあり、朝鮮語とは全く異なることを初めて示した。さらに、日本祖語のさらにさかのぼってみると、朝鮮半島に日本語祖語のさらに古い語彙が前日本語として存在していることを示し、それが半島を北から南に移動し、最終的には日本祖語という言語として日本列島にのみ残存したことを初めて系統的に示した。
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