研究課題/領域番号 |
26370491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
吉田 浩美 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 客員研究員 (70323558)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 言語学 / バスク語 / 音韻 / 文法 / 地域方言 / 社会方言 / 現代バスク語 / 地域変種 / 世代による変種 / 世代間変種 / バスク語の諸方言 / 音韻論 / アクセント / 形態論 / 世代間の相違 / 方言 / バスク語アスペイティア方言 / バスク語サラウツ方言 / 統語論 / 格語尾 / 後置詞 / 動詞・助動詞の活用 |
研究成果の概要 |
スペイン領バスク自治州で話されるバスク語アスペイティア方言,アスコイティア方言,サラウツ方言,セストア方言,スマイア方言について,各々の親世代(50歳代以上)と子世代(20歳代)の音韻と文法の調査を行なった.現段階で見えたことは,地域的にはアスペイティア方言とアスコイティア方言は標準バスク語から最も離れており,他の3つは標準語と共通点が多い.各方言で世代間でいくつかの単音に違いが多かれ少なかれ見られること,特定の構造について相違が顕著であること,子世代では文法面での例外的な現象が少なくなっていることが目を引いた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代バスク語は,そもそも地域変種が多いことで知られるが,2言語併用社会に見られるファクター,標準語の普及などにより変容を続けている.その変容の様子を,地域ごとの違いという観点からだけでなく,「世代ごとの違い」と言う視点も加え,音韻と文法について「地域差」と「世代差」の2方向から調べて記述し,その変容の要因を探ることは,現代バスク語の全体像に迫るための研究の一部として,記述言語学としても社会言語学的に意義があると考える.
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