研究課題/領域番号 |
26370495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
砂野 幸稔 熊本県立大学, 文学部, 教授 (60187797)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | フランス語圏アフリカ諸国 / アフリカ諸言語 / 書記言語 / 書記化 / ウォロフ語 / インターネット / セネガル / ウォロフ語文学 / フランス語圏アフリカ / 旧フランス領アフリカ諸国 / プレザンス・アフリケーヌ / カメルーン / web / 出版 / フランス語 |
研究成果の概要 |
本研究は、仏語圏アフリカ諸国におけるアフリカ諸言語の書記言語としての使用が、識字活動のための文字化と識字テキストとしての民話などの出版を除けば、現在も非常に限られたものにとどまっていることを明らかにした。独立前からウォロフ語を書記言語として整備しようとする動きのあったセネガルで、文学作品の出版など若干の進展が見られるが、まだ一握りの知識人の活動にとどまっている。 他方、印刷物よりもアクセスが容易なインターネット上のアフリカ諸言語によるサイトにも注目した。ウォロフ語など少数の言語について2000年代以降ある程度活発な動きが見られ、将来に向けて大きな可能性を秘めていることを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランス語圏アフリカ諸国では、フランス語が事実上唯一の公用語だが、本研究は、フランス語の普及が限定されているなかで、大多数の人々が理解するアフリカ諸言語の書記化によって知識と情報の伝達を行うことの重要性に注目した。調査の結果、独立後60年に達する現在も、度重なる政策宣言にもかかわらず、文学作品などの出版を除けば、教育、出版の領域ではアフリカ諸言語の使用に大きな進展が見られないことを確認する一方で、2000年代以降、インターネットなど新しい文化媒体の活用が、アフリカ諸言語の書記言語としての使用に新たな可能性を開きつつあることを示した。
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