研究課題/領域番号 |
26370526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
櫻井 豪人 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (60334009)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 洋学資料 / 蘭学資料 / 辞書 / 翻訳語 / 『波留麻和解』 / 『訳鍵』 / 『増補改正訳鍵』 / 『和蘭字彙』 |
研究成果の概要 |
江戸時代後期に刊行された江戸ハルマ系統の蘭日辞書、すなわち『波留麻和解』『訳鍵』『増補改正訳鍵』の本文を電子テキスト化し、以前作成した長崎ハルマ系統の『和蘭字彙』の電子テキストと併せて、収録されている訳語(日本語)の検索が容易に行えるようにした。また、以下の事柄についても分析を行った。(1)漢字の用法についての分析。(2)版木の異同についての分析。(3)見出し語配列の方法についての分析。(4)日本語史の観点から重要と思われる記述の分析。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
江戸時代の蘭日辞書の中にある訳語(日本語)を探そうとする場合、これまでは概ね以下の作業が必要であった。まず(1)和英辞典で目的とする語の英語を探し、次に(2)何らかの英蘭辞典を用いて対応するオランダ語を見つけ、さらに(3)そのオランダ語から当時の蘭日辞書を引くという作業が必要であった。しかし、その作業には膨大な手間と時間がかかるのみならず、使用する和英辞典や英蘭辞典により検索結果が異なり、実際には蘭日辞書の中に存在するのに見つけられない語が生じてしまう可能性もあった。 本研究で作成した電子テキストにより、蘭日辞書にある日本語を直接検索できるようになり、上記の問題が解消されるに至った。
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