研究課題/領域番号 |
26370527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
川野 靖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (00364159)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 格体制の交替 / 壁塗り代換 / 場所格交替 / 動詞 / 位置変化 / 状態変化 / 満ち欠け代換 / 格体制の交替現象 / 存在・非存在 / 離脱型の壁塗り代換 / 付着・移入型の壁塗り代換 / 餅くるみ交替 / 動詞の意味類型 / ヴォイス / 意味類型 / 類型化 |
研究成果の概要 |
現代日本語には、従来から知られている壁塗り代換(例:壁にペンキを塗る/壁をペンキで塗る)をはじめとして、格体制の交替現象が複数存在する。本研究では、これらの現象の成立原理について、以下のことを明らかにした。(1)これらの交替は、いずれも、「同じ現実の出来事が依存的転位と総体変化の二通りに類型化される」という共通の原理によって成立する。(2)交替のタイプの異なりは、それぞれの交替を起こす動詞が表す依存的転位の種類や総体変化の種類の異なりを反映したものである。(3)上記(1)(2)が示すように、格体制の交替現象は、動詞の範疇的意味に階層を考えることで、統一的に説明することができる。
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