研究課題/領域番号 |
26370553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 筑紫女学園大学 (2016) 筑紫女学園大学短期大学部 (2014-2015) |
研究代表者 |
高山 百合子 筑紫女学園大学, 文学部, 教授 (70206895)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 長崎通事 / トンキン通事系語学資料 / 魏龍山 / 近世後期長崎方言 / 現在方言 / 文献方言史 / 動詞活用 / 敬語史 / 外国資料 / 肥筑・長崎方言 / 文献方言史研究 / 唐話資料 / 方言的要素 / 韻学 / 肥筑方言 / 記載諸外国語の比較 / 対外交渉史 / 資料の全体的な整理 |
研究成果の概要 |
本研究は、寛政期にトンキン通事(ベトナム語通訳官)魏 龍山が編纂した『訳詞長短話』他の語学資料を対象に、その中に認められる近世後期長崎方言の要素を、現在方言と関連づけていくことを目的とする。 研究期間中は主に文法分野に取り組んだ。とくに〈動詞の活用〉に関する研究、および〈人称詞を含む敬語表現〉に関する研究を中心的に行った。 トンキン通事系語学資料の日本語訳文には、活用が一定しない動詞が見られ、現在の九州方言との関連が想定される。敬語については、資料の中心言語である中国語の表現より、場面に応じた細かい使い分けがなされていた。それを方言史に位置付けられるか、さらに検討したい。
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