研究課題/領域番号 |
26370569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
脇本 恭子 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (00258295)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 英語辞書 / 後期近代英語 / Samuel Richardson / Dr. Johnson / 複合語 / 18世紀 / 作家の創造性 / 初期の英語辞書 / 新語 / (後期近代英語期の)辞書 / 近代小説勃興期 / 加重音節 / 語源 / 語義変化 / 感情に関する語彙 / モラルに関する語彙 |
研究成果の概要 |
本研究は,英国における小説黎明期の作家が用いた「新語」の形態,及び,その時代に特徴的な語彙について,17世紀末から19世紀初頭の後期近代英語期に出版された代表的な「英語辞書」に照らし合わせて調査・分析したものである。 Dr. Johnson の『英語辞典』(1755)を基準として,それ以前に出された辞書とそれ以降に出された辞書に分けて,広範囲にわたり調査を行った。照査した18世紀の作家は,Samuel Richardson が中心であるが,必要に応じては Defoe, Swift のような同時代の作家と比べたり,前時代の Shakespeare からの影響も吟味・考察していった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
18世紀の英語を調査した先行研究は全般に十分とは言えず,辞書研究においても Dr. Johnsonの『英語辞典』の調査が主流を成し,史的辞書研究においては今後に託される研究余地が十二分にあった。この状況に鑑み,本研究では当時の作家の使用し始めた語彙の特性を特に複合語より調査し,Dr. Johnson の前後の辞書でどのように収録数や記載の仕方が異なるか調査した。 英語は柔軟性に富む言語で,Dr. Johnson 以降大幅に収録語彙数が増えた一因が,当時の作家の創造した新語によるところがある一方,作家の自由な発想に対し,語彙によっては辞書の記載に及ぶにはかなりの時間的ずれもあることを指摘した。
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