研究課題/領域番号 |
26370760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 学習院女子大学 |
研究代表者 |
工藤 晶人 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (40513156)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地中海 / 法社会史 / 植民地 / フランス / 中近東 / アルジェリア / シリア / レバノン |
研究成果の概要 |
本研究は、これまで主として中世史・近世史において蓄積されてきた、地中海周辺地域におけるヨーロッパとイスラーム世界の接触・ 交渉という領野を19世紀史においても開拓しようとするものである。そのための具体的方策として、植民地法の多元性に着目し、アルジェリアにおける多元的法制と「ムスリム・アルジェリア法」、その前史となる思想史とサン=シモン主義の関わり、北アフリカからレヴァント地域における通訳者、翻訳者の活動についての集団伝記的研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
F.ブローデルの提唱以来半世紀以上がたち、地中海史の研究はあらたな段階をむかえつつある。そのなかで本研究は、法文化の多元性と循環という視点から貢献することを目的とする。本研究の学術的意義を広くとらえるなら、以下の三点があげられる。第一に、地中海史という枠組みの根拠を再考しようとする空間の視点。第二に、近世を舞台として理論化された地中海世界像を、その前後の時代においてどのように位置づけるのかという時間の視点。そして第三に、ヨーロッパ史とイスラーム史という研究分野の区分を架橋しようとする視点である。
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