研究課題/領域番号 |
26370774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
森 公章 東洋大学, 文学部, 教授 (30202360)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 地方官衙遺跡出土木簡 / 在庁官人 / 相撲人と武士 / 『時範記』 / 半井家本『医心方』紙背文書 / 古代地方官衙遺跡出土木簡 / 10世紀木簡 / 出雲国 / 肥前・肥後国 / 薩摩国 / 武蔵国入間郡 / 平維茂 / 大和源氏 / 在庁官人表 / 半井家本医心方 / 伊賀国の在庁官人 / 因幡国 / 吏途指南 / 郡符木簡 / 半井本医心方 / 半井家本医心方紙背文書 / 時範記 / 清胤王書状 |
研究成果の概要 |
本研究では地方官衙遺跡出土木簡の集成を行い、「郡的世界」の実像を探る方法を示すことができた。国衙の支配への変遷に関しては、10~12世紀の国務運営の様態を全体的に把握することができるそれぞれの時期に関わる史料の読解に努め、在庁官人の動向分析と合せて、国務のあり方、在庁官人・武士・相撲人など国務に参画する人々の活動を整理した。従来、文献史料が少なく、分析が困難な地域についても、新たな分析方法と可能性を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究のための基盤となる情報を集成し、地方官衙遺跡出土木簡、郡司、在庁官人、相撲人などの表を呈示した。難解な基本史料の読解と立体的な国衙運営のあり方の復原方法を示し、全体的な歴史の理解の把握とともに、各地域の個別事例分析を通じて、豊かな地域の歴史像を解析するための基盤構築の方向を模索した。研究成果は論文・著書・報告書だけではなく、地域の博物館での講演やシンポジウムでの発表にも生かすことができ、さらには韓国の国際学会での研究報告を行い、今後の比較・対照、また共同研究の方向を展望することもできた。
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