研究課題/領域番号 |
26370792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
木部 和昭 山口大学, 経済学部, 教授 (20263759)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本近世史 / 対馬藩 / 五島福江藩 / 漁業史 / 大敷網 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究は、対馬藩の漁業史について、近世全期にわたる史料を分析することで再検証し、新たな対馬漁業史の解明を目指したものである。本研究では、対馬藩政文書および関係史料の悉皆調査を行い、対馬藩漁業史研究の基礎データの収集をほぼ完了した。これにより、従来の研究史では手薄だった近世初中期の対馬漁業の実態を解明が可能となり、通説とは異なる新事実をいくつか析出した。例えば、18世紀半ば以前には対馬島民の漁業権は一定程度保護されていたが、安永・天明期頃からの藩財政窮乏にともなって他国漁民の入漁が優先されるようになり、島民の漁業権が後退していったことなどを明らかにした。
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