研究課題
基盤研究(C)
本研究は、アジア太平洋戦争期の日本軍占領下における海南島の衛生・医療政策についてその実態を明らかにすることを目的とした。特にペスト防疫を実施した軍の史料をもとに海南島のペスト流行と防疫活動の実態を明らかにした。軍側はこの防疫活動を成功例として喧伝した。しかし、ペスト防疫のために隔離をはじめ住宅を焼き払われるなど、生活に大きな損害と規制を受けた。さらに、海南島の防疫・医療には、博愛会や同仁会などの医療支援団体が動員された。
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15年戦争と日本の医学医療研究会会誌
巻: 17(2) ページ: 7-16
15年戦争と日本の医学医療研究会会誌
巻: 16(2)