研究課題/領域番号 |
26370802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
真辺 将之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80546721)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大隈重信 / 文明運動 / 第二次大隈内閣 / 民衆政治家 / 民意 / 統治 / 大日本文明協会 / 早稲田大学 / 同仁会 / 軍人後援会 / 大日本平和会 / 国書刊行会 / 立憲政治 / 天皇論 / 国民読本 |
研究成果の概要 |
この5年間にわたって、大隈重信の文化的活動を、政治活動との関連を視野に入れながら、研究を進めてきた。この5年間に形にしえた代表的な成果としては、『大隈重信―民意と統治の相克―』(中央公論新社、2017年)が挙げられるが、それ以外にも多くの論文や研究報告・講演などを行い、研究を進めることはもちろん、その社会への還元を行うことができたと考える。とりわけ、第二次大隈内閣期に見られる「大隈人気」の背景として、「文明運動」と呼ばれる大隈の文化的な活動が果たした役割を克明に明らかにし、さらにその文化的活動の内実や、大隈没年に至るまでの文明思想の変化を明らかにしえたことは大きな成果であったと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の大隈重信研究の問題関心が政治家としての大隈に着目したものであり、したがって多くが政治史ないし財政史的視野からなされたものがほとんどであった。それに対し、本研究は、彼の文化的活動に着目し、思想史的手法をも交えて大隈重信の活動を検討することによって、大隈重信政治的リソースがどのように形成されたか、また文化的活動の前後を通じて、大隈自身の政治的姿勢がどのように変化したのかを明らかにすることにつながった。
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