研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は、20世紀初頭の中国政治史について理解を深めるために、皇帝と大総統の地位をめぐる政治的な含意、制度設計や文化的葛藤について考察してきた。具体的には、中華民国初年の大総統就任儀礼について分析し、その場で顕示される正統性のありかたについて考察を行った。それによって、袁世凱の中華民国政権が解決しがたい難問に直面してきたことを示した。さらには、中華民国初年に袁世凱政権の顧問をつとめたアメリカ人政治学者グッドナウの模索を通じて、当時の憲政をめぐる争点にせまることができた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件、 招待講演 3件)
斯波義信編『モリソンパンフレットの世界II』東洋文庫
巻: なし ページ: 105-129
歴史地理教育
巻: 834 ページ: 62-67
華東師範大学学報
巻: 2015年4期 ページ: 19-24
中国―社会と文化
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日本歴史学協会年報
巻: 29 ページ: 45-49