研究課題
基盤研究(C)
12世紀前半にマンチュリアから一気に勃興した女真族がうち立てた金国は、契丹・北宋をあいついで滅ぼしてマンチュリア・内モンゴル東部・華北を領有し、13世紀初めのチンギス・カン率いるモンゴルの統合に至るまでユーラシア東方に覇を唱えた。本研究は、金と南宋・高麗・西夏などの諸国とのあいだで毎年の正月と聖節(皇帝の誕生日)など定期的に派遣された使節団が金および各国の朝廷で参加する各種の儀礼を詳細に検討することをつうじて、この時代の金を中心とするユーラシア東方の国際秩序の特質を明らかにした。
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東洋史研究
巻: 75巻3号 ページ: 197-209
歴史と地理 世界史の研究
巻: 244 ページ: 52-55
鳥居龍蔵研究
巻: 3 ページ: 13-48
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