研究課題
基盤研究(C)
前近代社会における「人種」名は,単に住民の出身地や信仰形態の違いをあらわすものにすぎず,社会的な「排除」や「包摂」の手段として機能していなかった。ところが近代国家(国民国家)による集権化は,ひとつの言語や規範つまり「文化」によって推進されるので,そうしたなかで形成される政治勢力は,自らの「文化」に強いこだわりを示し,これを運動の原動力とせざるをえず,ここに「人種」が民族に転化し,ナショナリズム運動やエスニック闘争が形成され,拡大していくことを明らかにした。
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『愛大史学』
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ミャンマー 国家と民族
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愛大史学―日本史学・世界史学・地理学―
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愛知大学文學論叢
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