ナチ・ドイツの東部占領地政策と戦後追放に関する比較類型学的・相互連関的研究

• 研究課題/領域番号: 26370851
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ヨーロッパ史・アメリカ史
• 研究機関: 東京外国語大学
• 研究代表者: 相馬 保夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90206673)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: ナチ・ドイツ / 東部占領地政策 / 戦後追放 / ホロコースト / 東部総合計画 / 人口政策 / 民族リスト

研究成果の概要

本研究は，第二次世界大戦期にホロコーストと同時並行して行われたナチ・ドイツの東部占領地政策・人口政策を，その複合的・多面的性格に照らして比較類型学的に考察し，戦後の各地域における住民の移住・追放との相互連関を理解する手がかりを，とくにその期の大規模な住民移動に着目して再考しようとするものである。冷戦後の研究の隆盛にもかかわらず，ナチのホロコーストに関わる東部占領地政策とその多様性について総体として比較検討し，戦後追放問題まで展望した研究は存外に乏しく，それらを比較類型学的・相互連関的に検討したことが，本研究の最大の成果である。

研究成果

• [雑誌論文] 離散と抵抗：ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (17) (2016)
  • 著者名/発表者名: 相馬保夫
  • 雑誌名: 『東京外国語大学論集』 巻: 93号 ページ: 111-129
  • NAID: 120005971999
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 離散と抵抗：ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (16) (2015)
  • 著者名/発表者名: 相馬保夫
  • 雑誌名: 東京外国語大学論集 巻: 90号 ページ: 57-77
  • NAID: 120005666344
• [雑誌論文] 離散と抵抗：ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (14) (2014)
  • 著者名/発表者名: 相馬保夫
  • 雑誌名: 東京外国語大学論集 巻: 88 ページ: 237-256
  • NAID: 120005646712
• [雑誌論文] 離散と抵抗：ズデーテン・ドイツ社会民主党亡命組織 (15) (2014)
  • 著者名/発表者名: 相馬保夫
  • 雑誌名: 東京外国語大学論集 巻: 89 ページ: 195-215
  • NAID: 120005646730
• [図書] 多文化社会読本――多様なる世界，多様なる日本 (2016)
  • 著者名/発表者名: 長谷部美佳・受田宏之・青山 亨編
  • 総ページ数: 258
  • 出版者: 東京外国語大学出版会
• [図書] 多文化社会読本――多様なる世界，多様なる日本（共著） (2016)
  • 著者名/発表者名: 相馬保夫
  • 総ページ数: 262
  • 出版者: 東京外国語大学出版会
• [図書] ドイツ史研究入門 (2014)
  • 著者名/発表者名: 木村靖二ほか編
  • 総ページ数: 479
  • 出版者: 山川出版社