研究課題/領域番号 |
26370852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
菅 美弥 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (50376844)
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研究協力者 |
マーゴ アンダーソン ミルウオーキー大学ウィスコンシン校, 歴史学部, 特別栄誉教授
デーヴィッド ペンバートン 米国商務省センサス局歴史部門, スタッフ
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 米国センサス / 人種 / マイノリティ / 連邦とローカル / 調査の実態 / 「その他」 / 総合的な歴史像 / 移民政策 / ローカルと連邦 / アメリカ |
研究成果の概要 |
本研究は1790年以降の「その他全ての自由人」に始まり中国人、日本人、「混血」などの「肌の色」や「人種」の分類に明瞭に入らない「変則」とされる人々への調査実態について総合的な歴史像を描いた。1790年、全米各地の「その他全ての自由人」への調査は、ときに厳しい監視のまなざしとしてセンサス上に表れた。また、19世紀中葉以降の中国人への調査実態から、ホワイトネスの境界線は中国人を含みうる曖昧なものであったことが明らかになった。さらにはアジアからの移民を他者化(人種化)していくローカルレベルでのセンサス調査の実態が、19世紀末以降確立していく連邦の「包括的人種政策」の基礎にあったことを明らかにした。
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