研究課題/領域番号 |
26370864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
川分 圭子 京都府立大学, 文学部, 教授 (20259419)
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研究分担者 |
山口 美知代 京都府立大学, 文学部, 准教授 (50259420)
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研究協力者 |
Draper Nicholas ロンドン大学, 歴史学部, 教授
竹下 幸男 畿央大学, 教育学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イギリス史 / 西インド史 / 奴隷制廃止 / カリブ諸島 / 近代史 / イギリス近代史 / 西インド / アンティグア / 砂糖生産 / 砂糖貿易 / イギリス議会史 / イギリス領西インド / 家族史 / 家系史 / 国際情報交換(イギリス) |
研究成果の概要 |
近世近代のカリブ諸島では商品作物栽培農場が大規模に作られ、アフリカ黒人が奴隷労働力として使役されたこと、この奴隷制は19世紀を通して廃止されることが、知られている。しかしどのような手続きで廃止が行われたかは、知られていない。本科研では、近代の奴隷制廃止においては奴隷所有者に奴隷の金銭価値の一定割合が国家により賠償されたこと、イギリスでは奴隷所有者に融資するイギリス投資家を保護する観点からも潤沢な賠償が行われたことを、指摘した。多くの受給者はこの賠償金によりイギリス投資家への債務を弁済し、西インドと関係を絶つが、一部の西インド貿易商は回収した資金を西インドに再投資し、経済再生に一定程度貢献した。
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