研究課題/領域番号 |
26370872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
土屋 好古 日本大学, 文理学部, 教授 (70202182)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 近代ロシア史 / ロシア第一次革命 / 労働運動 / 自由主義運動 |
研究成果の概要 |
本研究の概要は以下である。当該時期の自由主義運動は、労働者や農民も対等の政治アクターとして包摂しようとする市民的ネイション形成をめざしていた。他方、第一次革命前夜にペテルブルクの労働者が掲げた要求は、多くの点で自由主義者のそれと重なり合っていた。そのため自由主義者と労働者の間には革命の過程である種の同盟関係が成立することになった。しかし、自由主義者内部でネイションの形成をめぐって民族をどのように扱うかで分裂がおこるとともに、1905年10月以降労働運動と自由主義運動の方向は乖離していき、反専制闘争という条件下で成立した両者の同盟関係は弱体化したことを、国家ドゥーマ選挙過程まで含めて考察した。
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