研究課題/領域番号 |
26370875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
新保 良明 東京都市大学, 共通教育部, 教授 (60206331)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 都市 / 自治 / 名望家 / 民衆 / ローマ帝国 / 民会 / 都市法 / 市民 / 政務官選挙 / 古代ギリシア / ローマ帝政前期 |
研究成果の概要 |
先ず、帝国東部では古代ギリシア文明の影響下、各地に多くの都市を数えたのみならず、民会が政務官選挙に関与し、決議を出すなど都市の自治に一定の役割を果たしていた。 これに対し、帝国西部では都市文化の伝統がなく、都市の建設や制度導入は帝国政府主導でなされる傾向にあった。従って東部のような民会の役割は確認されず、都市法に詳細な民会選挙規定があっても、決議に関する規定は認められない。だが、これは市民らが都市の自治に関与しなかったことを意味しない。碑文は「民衆の求めにより」「民衆の要請により」といった表現を教える。彼らは希望するところを都市名望家に伝え、その希望を実現させていったのである。
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