戦間期ベルリンにおける＜共＞とクィアの交錯―Ｍ・ヒルシュフェルトを中心に

• 研究課題/領域番号: 26370886
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ヨーロッパ史・アメリカ史
• 研究機関: 福岡大学
• 研究代表者: 星乃 治彦 福岡大学, 人文学部, 教授 (00219172)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: クィア・ヒストリー / マグヌス・ヒルシュフェルト / 性科学 / 戦間期 / 労働運動史 / ヴァイマル共和国 / 性改革運動 / ベルリン

研究成果の概要

本研究はクィアと人びとが集う共同性についての語り直しを図るものである。そうしたクィアと＜共＞の実践者として、20世紀前半ドイツ・ベルリンの性科学者マグヌス・ヒルシュフェルトおよび彼が1919年に創設した性科学研究所を考察の対象とした。クィアの黎明期であるヒルシュフェルトを考察の軸に据えることで、クィア史を女性史・ジェンダー史・男性史の蓄積と参照させつつ、史学史的な検証も行うことができた。

研究成果

• [雑誌論文] 2015年の歴史学界 回顧と展望―現代：ドイツ・スイス・ネーデルラント― (2016)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦（今井宏昌氏との共著）
  • 雑誌名: 史学雑誌 巻: 125編5号 ページ: 378-384
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「学生報告」という実験―福岡大学人文学部歴史学科西洋史学生有志の１０年―（特集「高校世界史から市民の世界史へ」） (2015)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 781 ページ: 35-43
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「学生報告」という実験―福岡大学人文学部歴史学科西洋史学生有志の１０年― (2015)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 781 ページ: 35-43
• [雑誌論文] コメント 同性婚時代のクィア史 : クィア史の射程 (2014年度歴史学研究会大会報告 いま、歴史研究に何ができるか(2)歴史研究という営みを掘りさげる) -- (近代史部会 「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史) (2014)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 雑誌名: 歴史学研究 巻: 924 ページ: 108-110
  • NAID: 40020224375
• [学会発表] 趣旨説明 (2016)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 学会等名: 公開シンポジウム「近代社会とセクシュアリティ―ドイツ・日本・アメリカの比較クィア史―」
  • 発表場所: 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1164 教室
• [学会発表] コメント (2014)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 学会等名: 2014年度ジェンダー史学会大会シンポジウム「原発とジェンダーの現代史」
  • 発表場所: 横浜国立大学教育人間科学部7号館
  • 年月日: 2014-12-14
  • 招待講演
• [学会発表] コメント 同性婚時代のクィア史：クィア史の射程 (2014)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 学会等名: 2014年度歴史学研究会大会近代史部会「「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史」
  • 発表場所: 駒澤大学駒沢キャンパス 1号館202教室
  • 年月日: 2014-05-25
  • 招待講演
• [学会発表] 台頭するドイツ左翼に学ぶ (2014)
  • 著者名/発表者名: 星乃治彦
  • 学会等名: 革新は生き残れるかPart5
  • 発表場所: 京都市・下京いきいき市民活動センター
  • 年月日: 2014-04-12
  • 招待講演
• [備考] 星乃 治彦 - 福岡大学研究者情報
  • URL: http://resweb2.jhk.adm.fukuoka-u.ac.jp/FukuokaUnivHtml/info/4040/R107J.html
• [備考] 星乃 治彦 - 研究者 - researchmap
  • URL: http://researchmap.jp/read0021628/