研究課題/領域番号 |
26370898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田尻 義了 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (50457420)
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研究分担者 |
足立 達朗 九州大学, 比較社会文化研究院, 助教 (00582652)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 弥生時代 / 石斧 / 産地同定 / 希土類元素 / 微量元素 / 玄武岩 / 考古学 / 岩石学 / 地質学 |
研究成果の概要 |
本研究は、弥生時代に広く流通したとされる石斧の石材を地球科学的に分析した。その結果、従来から指摘されている今山遺跡(福岡県福岡市)で産出される玄武岩を用いて石斧を製作し広く流通していることが明らかとなった。吉野ヶ里遺跡(佐賀県吉野ヶ里町)で出土した石斧の石材も今山で産出される玄武岩であることが確認できた。しかし、堂の前遺跡(佐賀県唐津市)出土の石斧石材は今山やその周辺で産出される玄武岩ではなく、他の産地の玄武岩が用いられていた。このことから、弥生時代の石斧には今山以外の玄武岩が用いられて、流通している実態も明らかとなった。
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