研究課題/領域番号 |
26370905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
島田 和高 明治大学, 学術・社会連携部博物館事務室, 専任職員 (70398907)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 後期旧石器時代 / 遊動戦略 / 黒曜石 / 原産地分析 / 古環境 / 資源開発 / 狩猟採集民 / 古環境変動 / 旧石器時代 / 黒曜石原産地 / 気候変動 / 黒曜石利用 / 中部・関東地方 / 土地利用 / 細石器 / 編年 |
研究成果の概要 |
本研究では,まず8万点以上の黒曜石原産地データを用いて中部・関東地方における後期旧石器時代の黒曜石原産地利用の頻度変化を明らかにした.別の共同研究で得られた中部高地原産地の景観変遷史との年代マッチングにより,原産地の景観変化と先史時代人の黒曜石獲得行動の相関関係を検討した.その結果,3万年前のLGM初頭の気候寒冷化のインパクトで一時的に原産地利用が著しく低下するが,2.5万年前の最寒冷期には文化適応を発揮し高山帯の原産地に積極的に進出したことが判明した.その後2万年前以降の気候改善期にもかかわらず,中部高地と神津島を巡回する中部・関東を二分する移動領域の成立により,中部高地土地利用は低下した.
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