研究課題
基盤研究(C)
「民族衣装」と呼ばれる服は、当該民族の歴史や伝統の意識、それへの帰属意識を表す物質的象徴として語られることが多いが、モダンの産物でもある。本研究では、植民地台湾において旗袍(チャイナドレス)の着用が必ずしも「抗日」とは限らないこと、同じく和服を着用するがゆえに「親日」とも言い切れないことを論じ、また社会的文脈を異にするマレーシアでは、華人女性にとっての旗袍は、中国女性の伝統服でありながらモダン・ファッションでもあり、エスニシティと女性性のはざまに立ち現われるものであることを明らかにした。
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『東北芸術工科大学東北文化研究センター研究紀要』
巻: 16号 ページ: 25-30
40021189106
巻: 15号 ページ: 99-106
40020766039
『和華』特集「服から伝わる物と事」
巻: 9号 ページ: 33-37
東北芸術工科大学東北文化研究センター研究紀要