研究課題/領域番号 |
26370969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 京都学園大学 |
研究代表者 |
手塚 恵子 京都学園大学, 人文学部, 教授 (60263183)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 中国 / 少数民族 / 壮族 / 民族文字 / 漢字 / 言語政策 / 現代壮文 / 方塊字(古壮字) / 識字政策 / 漢語 / うた文化 / 母語 / 言語表現 / 文字 / マイノリティ- / 中華人民共和国 / 識字 / 文化人類学 / 歌 / マイノリティー |
研究成果の概要 |
本研究は中華人民共和国の壮族の新しい書き言葉である現代壮文の普及が全く進まない要因を、国家の言語政策のみに帰するのではなく、フィールドワークと聞き書きによって壮族の人々が文字に対してどのような観念を抱いていたかを明らかにすることを通じて、考察しようとしたものである。考察の概略は以下の通りである。 壮族の農村社会では、行政文書や系譜(家譜)を記述する漢字と、壮族のうたを記述する方塊字(漢字系民族文字)を併用してきたが、その使用範囲は明確に区別されてきた。場面を問わずに使用することができ、かつその表記体系としてアルファベット表記文字を採用した現代壮文を、壮族の人々は受け入れることができなかった。
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