研究課題
基盤研究(C)
各種の法曹法的記録類を活用して、江戸幕府及びいくつかの藩における裁判システムの形成・発達の諸側面を究明した。(1)幕府法に関しては、評定所、寺社奉行所、京都町奉行所などにおける吟味筋・出入筋の裁判手続とその運用実態(司法統計を含む)について考察した。(2)藩法については、名古屋藩の「盗賊御仕置御定」や仙台藩の「評定所格式帳」の写本を新たに見出し、これらの藩における刑法法源の流布状況や、立法史における意義を考察した。
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法史学研究会会報
巻: 20
日本歴史
巻: 804 ページ: 105-107