研究課題
基盤研究(C)
この研究では、国連が、近年の国際社会の新たな危機(崩壊国家、テロ、核・大量破壊兵器拡散、海賊など)に対してその平和維持機能や権限を拡大・深化させ、国連の周辺部にある様々な活動や現象を国連憲章第7章に基づく措置の一部とすることにより自らの機能に同化させてきたことに着目した。その検討の結果、地域的機関や国家グループの同意を介して国連の外部に表れる「疑似」集権システムとしての諸国の軍事活動を国連の平和維持機能の文脈に定位させ、同機能の正当性と実効性を強化する理論的枠組みの構築が可能となった。
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国際問題
巻: 654 ページ: 17-28