研究課題/領域番号 |
26380198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
賀川 真理 阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10299018)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日系ペルー人 / 強制連行 / クリスタル・シティ抑留所 / 戦後補償 / モチヅキ裁判 / 市民自由法 / 戦時人質交換 / 聞き取り調査 / カルメン・モチヅキさん / 第二次世界大戦 / 日米交換船 / 抑留所閉鎖後の生活 / 戦後補償運動 / カルメン・モチヅキ / ヤエ・アイハラ / アリス・ニシモト / リチャード・カツダ / 日系ラテンアメリカ人 / 日系アメリカ人 / ブラック・リスト / 司法省(Dept. of Justice) / Department of State / Department of War / Crystal City / Sumnar Wells / John Emmerson / F.D. ルーズヴェルト大統領 / ヘクター・ワタナベ氏 / M.プラド大統領 |
研究成果の概要 |
第二次世界大戦中に、アメリカによってラテンアメリカ諸国からテキサス州クリスタル・シティ抑留所に収容された元日系ラテンアメリカ人収容者について、第1に元収容者本人とアメリカでの戦後補償交渉に携わった方々へのインタビューを行い、第2になぜこのような強制連行及び強制収容が行われたのか、その真実を確かめるために、日米秘(ペルー)3か国の国立公文書館において第一次史料を閲覧した。 研究成果としては2016年にアメリカ史学会で報告を行ったほか、「アメリカ政府による日系ラテンアメリカ人の強制連行と戦後補償─市民自由法制定から30 年を経た今、点から線へ(前・後編)」『阪南論集・社会科学編』等にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、ラテンアメリカ諸国からアメリカ人戦時捕虜との交換のため、アメリカに強制連行された日系人の存在を公にできたことに留まらない。 第1にアメリカに居住する元日系ペルー人たちの中で、1998 年のモチヅキ訴訟以前に、日系アメリカ人を対象とした市民自由法(1988年)による補償を受けていた人々がいたこと、第2にそのモチヅキ訴訟の原告代表で、クリスタル・シティ抑留所に収容されていたカルメン・モチヅキさん、アリス・ニシモトさん、同補償交渉の中心的存在グレイス・シミズさんほかから直接話を聞くことができたこと、第3に研究過程で家族名簿の存在がわかり、今後の研究に繋げることができたことなどである。
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