研究課題/領域番号 |
26380205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
福富 満久 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90636557)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 国際政治 / 安全保障 / 国際秩序 / 覇権 / 中東 / オイルダラー / オイルマネー / 石油 / シェール革命 / 米国 / 天然ガス / Gゼロ / グローバルリスク / 冷戦 / エネルギー戦略 / 覇権安定論 / 地政学 / 米中関係 / 勢力均衡 / 東西冷戦 |
研究成果の概要 |
本研究の目標は、米国が如何なる戦略で石油を確保し、国際政治を動かしてきたのかを明らかにすることであった。研究・調査の結果、米国は、ドル基軸通貨制度によって世界経済を支配し、圧倒的な軍事的優位を維持することを目標としてきたことがわかった。秩序構築の鍵となったのが、サウジアラビアなど産油国との協力である。米国は石油取引のほとんどをドル建てとすることに成功した。OPEC諸国に輸出収益として流入したドルは、英米の銀行に預けられ、発展途上国に再貸付された。融資を受けた国は、米国そして米国が主導するIMF・世界銀行の影響を受け、支配されていくことになる。米国の覇権がこうして構築されたことを明らかにした。
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