研究課題
基盤研究(C)
国家に代わる分析単位として、複数国家間の地域統合が、域内の格差問題の認識及び規範と是正策を形成する過程について、理論的かつ実証的な検証を行った。理論的には欧州連合の先行研究に依拠しながらも、実証面では主にアジアの地域統合の動態を分析した。域内格差の認識は極めて多様であること、域内の政治的なアジェンダによる格差認識の側面が強いこと、その格差認識に依拠して規範と制度がつくられてきたこと等が明らかになった。なかんずく格差とその是正についての共通認識の形成自体が地域ガバナンスでは重要な位置付けにあると言える。
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専修大学社会科学研究所月報
巻: 642・643 ページ: 26-41
巻: 624 ページ: 19-37
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