研究課題/領域番号 |
26380229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
鈴木 宏尚 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (80415926)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 国際関係史 / 日本政治外交史 / 日英関係 / 国際関係論 / 日本外交史 |
研究成果の概要 |
本研究は、第二次世界大戦後、日本がGATTに加入し国際経済社会に復帰を果たした1955年から、英国が日本に対して行っていた事実上の経済差別であるGATT35条援用を撤回した1962年までの日英経済関係を対象とした外交史研究である。本研究は、①第二次世界大戦後の国際経済秩序、②日英関係、③日英双方の国内政治・経済という三者の相互の関係を分析視角として設定して進められ、その結果、第一に、当該問題に関する日本、英国、米国、GATTの外交文書等を幅広く調査・収集することができた。第二に、日本及び英国と戦後国際経済秩序の関係について再検討を行い、新たな知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第一に、日本と戦後国際経済秩序との関係、日英関係、池田勇人政権の内政と外交等についての新しい知見が得られた。これはまた、日米関係や日本の対アジア外交に比してそれほど進んでいない日英関係、日欧関係研究の進展に貢献するものである。第二に、当該問題に関して新資料の発掘を行った。本研究では英国、米国、日本及びGATTの外交文書等を幅広く調査・収集したことにより、学界に対して資史料の面でも貢献ができる。第三に戦後の日本と国際経済秩序との関係を振り返ることにより、今後の日本の国際社会への関わり方を考えるヒントとなるだろう。
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