研究課題/領域番号 |
26380250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
茂見 岳志 同志社大学, 経済学部, 教授 (40367967)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 社会的選択関数 / パレート最適性 / 耐戦略性 / 独裁 / 交換経済 / 偏微分方程式 / 多人数経済 / 最適性 |
研究成果の概要 |
2消費者の交換経済において、最適性と耐戦略性を満たす配分メカニズムが独裁でしかありえないことはよく知られていたが、消費者が多数いる場合に、最適性と耐戦略性を満たす配分メカニズムが、どのようなものであるかという問題は永らく未解決であった。今般の研究でこの問題に取り組み、最適性と耐戦略性を満たす配分メカニズムは独裁的であることを示した。すなわち、消費者が多数いても、最適性と耐戦略性は両立が難しい性質であるという事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会の構成員に財を配分することは、経済の最も根源的な行為でり、どのような配分メカニズムにより、どのような配分が可能になるかという事は、きわめて重要な問題である。これまで、消費者が2人の場合の配分メカニズムは十分に研究がなされ最適性と耐戦略性が両立し難い性質であることはよく知られていたが、それが多人数の場合にもいえるのかどうかは永らく未解決であった。当研究がはじめて多人数経済であっても最適性と耐戦略性は両立し得ないことを明らかにした。
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