研究課題/領域番号 |
26380255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
古谷 豊 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (00374885)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 経済学説 / 経済思想 / ステュアート / 貨幣論 / 形成史 / スチュアート / 草稿研究 / ダヴナント / 重商主義 / 貨幣的経済理論 / 信用論 / 経済学史 / クセノポン / ヒューム / リシュリュー |
研究成果の概要 |
ジェームズ・ステュアートはアダム・スミスやデヴィッド・ヒュームらとともに,18世紀の後半に経済学が成立するうえで重要な役割を果たした学者であった。本研究ではそのなかでのステュアートの役割の重要性を,貨幣的経済理論を打ち立てた点にあるととらえて,草稿資料をもとに,ステュアートが彼に先行する様々な学説をどのように学んで,吸収することで,彼の貨幣的経済理論を形成していったのかについて,明らかにしていった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アダム・スミスの時期に経済学が成立したということは,それ以前の学説や思想から,ある一つの経済学へと収れんしたのだ,ということを意味するのではない。むしろ,経済学は本質的に多様性を内包する形で,複数の理論化の併存という形で成立したのだった。この研究は,スミスの『国富論』ではどちらかというと覆い隠されている側面であるところの,経済における貨幣や貨幣の統治に軸を置いた理論化の過程を明らかにするものである。
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